上杉神社 稽照殿 特別展示『明国劄付上杉景勝宛一幅・明冠服類(文禄五年上杉景勝受贈)一括』
上杉神社稽照殿では、重要文化財指定「犀角帯・靴・紗帽」修理記念として、『明国劄付 上杉景勝宛一幅・明冠服類(文禄五年上杉景勝受贈)一括』の特別展示を開催いたします。
文禄5年(1596)、日本と明国の間での和平交渉に際し、来日した明国使節は豊臣秀吉を日本国王に冊封し冠服類を下賜しました。
同時に上杉景勝をはじめ徳川家康、毛利輝元、前田利家ら秀吉の重臣たちにも、それぞれの地位をに応じ劄付と冠服が与えられました。
劄付は上杉景勝を明国の武官である「都督同知」に任じるという辞令書です。
秀吉家臣宛の劄付と冠服が一括で伝来するのは、上杉景勝のものが唯一の事例です。
すでに上杉神社蔵の重要文化財服飾類の一部でしたが、近年の日明間の外交史研究上、
重要な位置づけとなる遺品として、平成30年10月、劄付を本指定として冠服とともに歴史資料分野の重要文化財となりました。
また、冠服付属品である犀角帯・靴・紗帽の痛みが激しかったことから、令和元年〜2年度に修理を行いました。
景勝が身に着けて出席した大阪城での儀式の証をごらんください。
【開催期間】2021年7月17日(土)〜10月12日(火)
※休館日:9/8(水)、10/13(水)、11/10(水)
※稽照殿の開館は11月25日(木)まで
【開館時間】9:30〜16:00(入館は15:45まで)
【入館料】一般/ 700円(650円) 高大生/400円(350円)
小中生/300円(250円)
※( )は20名以上の団体料金
〜〜シンポジウム〜〜
「文化財の修理と継承〜劄付、明冠服類の指定と文化財修理〜」
10月9日(土)13:00~16:30 伝国の杜2階大会議室
入場料/1,000円 ※当日会場にて申し受けます。
※申し込み 先着80名
〜〜ギャラリートーク〜〜
上杉神社稽照殿学芸員 角屋由美子
7/30(金)、8/20(金)、9/10(金)、10/1(金)
いずれも14:00〜
※各回申し込み 先着10名
◇シンポジウム・ギャラリートーク申し込み受付 7/1(木)〜(上杉神社 社務所まで)
【お問い合わせ】上杉神社 稽照殿
〒992-0052 米沢市丸の内1-4-13
TEL:0238-22-3189 FAX:0238-24-5775